FX取引と聞くと、なんだか難しそうで自分に出来るのかな、と考える人もいるのではないでしょうか。
よく、株とFXはどちらが良いのか、引き合いに出される事がありますが、実際の所、沢山ある銘柄から企業情報を調べ、選定する事が前提になる株での取引はやや複雑です。
FXは、ドル/円やユーロ/円といった通貨ペアを選んで買いか売りかでエントリーをし、決済をするというエントリー〜決済までの流れがシンプルです。
好みと言えば好みですが、多くの初心者トレーダーが始めやすい&馴染みやすいのは、シンプルなFXです。
株とFXはどちらが稼げるのか、という点についても、どちらでも稼げます。
後々、大きな資金を動かして行く事になると、株だろうとFXだろうと単位が大きな損益になります。
大きな違いとしては、株取引の場合は板が薄いと大口のトレーダーにはつらかったり、シンプルなテクニカルではちょっと通用しない難しさがありますが、FXは、圧倒的な流動性があるので、初心者トレーダーから大口の上級者トレーダーまで比較的制限が少なく大きな資金を動かしやすいというメリットがあります。
また、FXは、長い目線で見ると、「レンジ相場」になる(なりやすい)傾向にあり、シンプルなテクニカルが活きやすいです。
それから、FXは、ポジションを保有し続けてスワップ金利を得る事も可能です。
FX取引の注文方法
ここで、DMM FXの注文画面を見てみましょう。
赤い枠で囲んだのがドル/円のストリーミング注文で、右手にあるのがユーロ/円です。
例えば、ドル/円で買いエントリーをしたい場合は、赤い「買 Ask」と書かれたボタンを押します。
売りでエントリーをしたい場合は、青い「売 Bid」と書かれたボタンを押します。
FX取引には、単純に買いか売りかでエントリーする以外にも、戦略に応じて様々な注文方法があります。
ですが、通貨ペアを売りor買いのどちらでエントリーするのか、という点については、どのような注文方法でも一緒です。
そう、究極は、相場には売りと買いしかないのです。
この売りと買いには、シンプルながら世界経済と連動した非常に奥深い世界が待っています。
ちなみに、通貨ペアには様々な種類があり、FX会社によっては取り扱っている数に大きな違いがありますが、ナナトレ!で信頼できると判断しているFX会社では、メジャーな通貨ペアはどこでも使用可能です。
エントリーから決済までのFX取引の手順
FX取引の手順についてもう少し詳しく見てみましょう。
FX取引の手順
ステップ1 エントリーしたい通貨ペアを選択
ステップ2 売りor買いどちらにするか決定
ステップ3 トレードサイズを決める(注文枚数・ロット数の事)
ステップ4 注文方法を決めてエントリー
ステップ5 決済!損益額を確定させる
ステップ1 エントリーしたい通貨ペアを選択
最初に、エントリーをしたい通貨ペアを決めます。メジャー通貨であるドル/円・ユーロ/円・豪ドル/円・NZドル/円・ポンド/円・ユーロ/ドルは特に人気があり、初心者の人が最初にトレードをする通貨ペアにも向いています。
ステップ2 売りor買いどちらにするか決定
続いて、相場の状況を見て、これからエントリーをしたい通貨ペアが上がる可能性が高そうなら買いでエントリーをします。反対に下がる可能性が高そうなら売りでエントリーをします。
買いはロング、売りはショートと呼ぶトレーダーもいます。(この辺りは好みです)
ドル/円などのいわゆる「クロス円」と呼ばれるものなら、価格が上がれば円安で、価格が下がれば円高になります。
ステップ3 トレードサイズを決める(注文枚数・ロット数の事)
トレードサイズは重要です。個人的には売りか買いかのエントリーの方向よりも大事だと考えています。
このステップでは、買いか売りのどちらでエントリーをするかを決めたら、トレードサイズを決めます。
トレードサイズとは、注文する枚数の事ですね。FX会社により、1ロット1万通貨だったり、1ロット10万通貨だったりしますが、基本的には1ロットは1万通貨になっているFX会社が多いです。
1度のエントリーに対して注文枚数が多ければ大きいほど、値動きが大きければそれだけ損益額が大きくなります。
例えば、ドル/円で買いで1ロット(1枚)1万通貨でエントリーをしたなら、100円が101円になると1万円の利益になります。
10枚買えば、1円の値動きで10万円の損益になります。
トレードサイズはあなたが決める事ができますので、1度のトレードで出しても大丈夫な損失額をあらかじめ決めてから枚数を設定してエントリーをするのがおすすめです。
ステップ4 注文方法を決めてエントリー
次に、注文方法を決めていよいよエントリーします。
新規注文方法には、成行注文や指値・逆指値注文というものがよく使われます。
その他、IFO注文・IFD注文・OCO注文など、新規注文と決済注文を同時に出す事が出来るものがあったりするので、トレードに慣れてきたら色々使ってみるのも良いでしょう。
参考 → FXで使える様々な注文方法を活用する
ステップ5 決済!損益額を確定させる
エントリーをしたら、必ずどこかで決済(手仕舞い)をしなければなりません。
決済は、利益確定・プラマイゼロ(トントン)・損切りをする時に必要です。
決済は、最初に買ってエントリーしたなら売って手仕舞い。売ってエントリーしたなら買って手仕舞い。です。
単純に聞こえますが、この2つは非常に奥が深いです。
その奥深さ・面白さは、実際のトレードにおいて体験して欲しいと思います。