FXは、投資や投機対象としては最も有名な金融商品の一つです。
FXとは、-Foreign Exchange-を英略したもので、日本語では-外国為替証拠金取引-と呼びます。これを略して、-外為(がいため)-と呼んでいる人が多いですね。
FXは、例えば「日本円」と「ドルやポンド」などの為替(外国通貨)を交換する事で、その差益売買し、その差益を目的とした金融商品です。
FXはどうやると利益や損失が出るのか
FXは株式のように、非常に多くの銘柄の企業情報を調べ、その中から選ぶのではなく、トレードをする通貨ペアを選び、買うか売るかだけです。
もちろん、経済指標の発表などを材料としたりして、エントリーの方向を決めますが、テクニカル分析が活きてくるFXはシンプルで理解しやすく、初心者の人にとって参入障壁が低いのはFXの数ある魅力の一つです。
短期・中長期限らず人気の通貨ペアは、ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円、中長期に人気な高金利通貨のトルコリラ/円、南ア/円などですね。
初めてFXをするなら、ドル/円、ユーロ/円辺りは馴染みやすいと思います。
では、ここで買いでエントリーをした場合と、売りでエントリーをした場合にどのように利益が出るのか見てみましょう。
買いでエントリーをした場合
これは、買いでエントリーをした場合の図です。
ドル/円で、1ドル/100円で買いで入った場合は、1ドル/100円以上で決済をすれば利益が出ます。
逆に、1ドル/99円になるなど、1ドル/100円より価格が下がる(円高になる)時に決済をすれば損失が出ます。
売りでエントリーをした場合
これは、売りでエントリーをした場合の図です。
ドル/円で、1ドル/100円で売りで入った場合は、1ドル/100円以下で決済をすれば利益が出ます。
逆に、1ドル/101円になるなど、1ドル/100円より価格が上がる(円安になる)時に決済をすれば損失が出ます。
FXは、買いでエントリーをしても売りでエントリーをしても同等のコストでトレードが出来ます。
相場が上がると感じれば買いでエントリーをすれば良いですし、相場が下がると感じれば売りでエントリーをすれば良いです。
一つ、スワップ金利というものが別に存在し、デイトレードではなく、ポジションを次の日以降まで保有する時は為替の損益とは別にスワップの利益or損失が発生します。
これは、買いか、売りか、エントリーをしたい方向に対してあらかじめスワップ金利がプラスになっているか、マイナスになっているかをトレードをしたいFX会社の情報を見れば簡単に分かります。
中長期であればスワップ金利がプラスになっているものを選ぶケースが多いですが、デイトレードや数日~数週間程度のポジション保有であれば、大口にならない限りスワップ金利のみでは大した額にはなりませんので、そこまで気にする必要はない場合が多いです。
もちろんFXにはメリットとデメリットがある
株式投資(投機)・日経225先物・FX・CFD…いずれにしてもメリットとデメリットがあります。
例えば、FXのメリットとしては、株式と違って世界中のマーケットが必ずどこかは開いているので、24時間取引する事が可能です。
レバレッジ(簡単にいうとテコの原理)も掛かっているので少額資金で大きな利益を狙う事も可能ですし、為替相場が上がった場合でも、下がった場合でも利益を出す事が可能です。
つまり、最短で目標の利益額に到達する事が可能だと言う事です。
事実、数週間で100万円の元手を数千万円に増やした事例や、数ヶ月で1億に増やした事例も珍しくないのが、FXというものです。
しかし、誰かが勝つという事は、それだけ負ける人もいるのも事実ですね。
リターンが大きければリスクは大きくなりますので、初心者の頃であれば、どのような相場でも適切なトレードサイズでトレードをする事をお勧めします。
レバレッジは最大限で掛けても問題はないというか、むしろそういうメリットとなりうる環境は活かすべきだと思いますが、トレードサイズだけは無理をしてはいけません。
私の場合、ポジションは、証拠金いっぱいまで使わずに、含み損に対してヘッジを掛けられるように証拠金維持率は高くなるように心がけています。
これは、初心者だった頃はうまく出来ませんでしたが、以来変わらず意識している事の一つです。
FXはどこで始める事ができるの?
FX取引をスタートするにしても、取引用の口座がなければ始まりませんが、FXの取引口座の開設は本当に簡単に出来ますので心配いりません。
FXは、ざっくり①店頭FXと②くりっく365に分ける事ができます。
結論から言うとどちらを使っても大差はありません。
最も重要なのはトレードをする本人の実力だからです。
以前は、くりっく365には税制優遇があったのですが、店頭FXも優遇され、くりっく365の税制上のアドバンテージが無くなりました。
店頭FXでは、DMM FXやGMOクリック証券-FXネオ-等の大手FX会社を中心にサービスの質が非常に向上しています。サポート体制や提供されている取引ツールが非常に扱いやすいなど、初心者の人が始めやすいのです。
一昔前のFX会社は、法律が追いついておらず信用できない悪質業者があったのですが、現在では、レートを意図的に変えてトレーダーに不利なチャートを提供する等、そういった事は事実上不可能です。
よくある口コミで「ロスカット狩りにやられた!」みたいなものは、中級・上級トレーダーから見ると、それはロスカットポイントの設定場所が悪いだけ、という話が、食事の席で度々出てきます。
ナナトレ!で紹介しているDMM FXやGMOクリック証券等の優良大手FX会社は、10年以上に渡ってサービスの質の改善に努めてきた所ばかりで、そういう所が不正をしようものならこの時代ですからすぐに噂は広まり、即強制捜査、法により罰せられ、信頼を失い、企業経営なんて出来なくなりますね。
なのでその点は心配はなく、むしろサービスの向上を競い快適なトレードができるFX会社が増えているのが現状です。
よって、DMM FXやGMOクリック証券等の店頭FXをメイン口座として持っておいて大丈夫です。
複数口座があるのは資金管理の点で便利なので、どちらのの口座を持っておくのもおすすめです。
最初はどのFX会社が使いやすいか分からない場合もありますので、いくつか開設をし、使いやすいFX会社をメインとする方法も良いでしょう。
ポイントは、
・取引コストが安いかどうか
・取引ツールの使いやすさ
それから、以下は上記条件に加えてあれば尚良しのポイントです。
・キャッシュバックが受けられるかどうか
キャッシュバックキャンペーンをやっていないところでも、あなたに合っているFX会社である可能性は高いので、主に「取引コストが安いか」「取引ツールの使いやすさ」を意識すると良いですね。
最近は、ナナトレ!でおすすめしているFX会社の取引コストはどこも安いですが、取引ツールやロスカット基準といった売買ルールはFX会社によって様々です。
トレードをする時は使いやすい所を選ぶのが一番です。