損失の許容額は人それぞれです。
有名なのは、「損切りは、取引残高の1%まで」とか2%・3%まで、というものですね。
でも、それって本当でしょうか。
例えば、人によって2万円を失う時のダメージは全く違います。
ある人は、「2万円を失っても、それは投資に使ったものであり、それは勉強になったのだから安いものだ。」
ある人は、「2万円は今月のお小遣いに相当するから出来れば失いたくない。」
また、投資や投機に使える余剰資金がどの程度あるのかによっても違いますね。
そう、損失の許容額というのは、単純に「損切りは、取引残高の1%まで」ということではないのです。
それよりももっと大事なのは、実際にトレードをしていて、
「その含み損を抱えている時の精神状態はどのようなものか」
ということです。
もし、かなり参ってしまっている状態であれば、それは、あなたの潜在的な損失許容額に対して、
①エントリーポイントからロスカットまでの幅が広すぎる
②そもそもトレードサイズが大きすぎる
といった可能性があります。
人によっては一回の取引で
1万円までならOK
10万円までならOK
100万円までならOK
500万円までならOK…
といった感じで損失許容額が全く違います。
取引残高が増えれば、それなりに損失許容額が上がってくると思いますが、これからトレードをする人は、最初に「一度のトレードで許容できる損失額」についてじっくり考えてみてくださいね。
例えば、一度のトレードで10万円までなら許容できる、という場合なら、それに適したトレードサイズと、ロスカットポイントを決めることができます。
また、合わせて以下も参考にすると、トレードの質が向上します。
○参考