
トレードスタイルは千差万別。
何の為にトレードをするのか、相場についてどう考えているのか、使用する手法は何か、トレードサイズはどの程度か、全て自由です。
例えば、
「相場観を養う意味はなくて、ただ売りか買いのどちらかに値動きがある時についていくだけでいい」
「相場観は非常に大事で、トレードは予測して行動する必要がある」
「テクニカル分析のみを使い、ファンダメンタルズ分析は一切しない」
「ファンダメンタルズ分析のみを使い、テクニカル分析は一切しない」
「時には値動きがあって大利が得られそうなポイントで、一か八かのエントリーをしても良い。ただし、完全な捨金を用意する事」
…などなど、トレードの相場に対する考え方は本当に様々。
同じテクニカル分析でも、フィボナッチを主に使う人、移動平均線のみを使う人、組み合わせて使う人、様々です。
さて、どれが正解でしょうか。
正解は…
実は、正解はどれかを考える必要はありません。ある意味全て正解です。
正しくは、どの手法を用いても勝てます。
トレーダーで本当に稼いでいる人は、トレードの本質を知っているので、各々のトレードスタイルに対して決して否定も口出しもしません。ただし、ロスカットを設定しない、オーバートレードサイズなどの無謀なトレードに対しては心配をしたり懸念をする人はいます。
どの手法用いても勝てますが、重要な事として、手法そのものが人によって向き不向きがあります。
日中は会社員として仕事をしている人もいますし、夜勤の人もいますから、トレードをする時間帯はみんな違いますし、トレードをする為の初期資金量や性格なども当然違います。
短期トレードが向いている人、中長期が向いている人、様々ですし、それによって適用しやすい手法も変わってきます。
なので、本当に千差万別。
まずは、あなたにとってどのような手法が扱いやすいのかを知ることは大切です。
上手なトレーダーの真似は難しい
最初のうちは自分がどのような手法が向いているのか分からない為に、上手なトレーダーの真似をする人は多いですね。これは不思議な事ではありません。手探りの過程で誰でも思いつくものです。
ただ、上手なトレーダーの手法を真似しても勝てない人が多いのには、前述のような原因があります。
真似をしたいと思う対象のトレードスタイルが、必ずしも自分に合っているとは限りません。
余談ですが、真似をした人が負けた時、その上手なトレーダーのせいにしてしまう人が後を断ちません。
この心理は、トレードのパフォーマンスに負の影響を及ぼします。
トレードはどのような手段を用いても自由ですが、「トレードにおける全ての行動は自己責任」という大前提を認識していない事は問題です。
トレード手法を探る時はマクロから!
「移動平均線は5MAと25MAのゴールデンクロスとデッドクロスが良いのか、いやいや10MAと20MAが良いのか..いやいやいや、相場の状況に合わせて期間設定は微調整していこう!」..というように、細かい所の手法を追いかけていくとドツボにハマってしまうと思います。
まずは、あなたに扱いやすいのがテクニカル分析なのか、ファンダメンタルズ分析(個人的にはファンダメンタルズ分析はかなりの経験を必要だと考えています)なのか、または両方なのか、得意なトレードの時間帯はいつなのか、ストレスを感じにくい適切なトレードサイズはどの程度か、など、大まかな所を探っていくとよいと思いますよ。
まずはマクロから。
そしてだんだんとミクロを磨いて行くのが良いですね。
トレードが上手になってくると、今度はそのミクロの世界にマクロがある事に気づくかと思います。
トレードは本当に奥深く面白い世界です。
トレードは自己責任で、絶対的な手法はないと今のうちに知っておくことで、いずれ迎えるであろう最初の壁(あなたに向いている手法って何?)をそれほど苦労する事なく乗り越える事ができると思います。
あなたにとって扱いやすいと感じるFX会社選びと同じくらいあなたに向いている手法探しは大事とも言えますので、じっくりトレードスタイルを確立していってくださいね。
応援していますよ!( ´ ▽ ` )ノ