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トレードで勝つ為の「手法」は本当に重要なのか

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トレードで勝つ為の「手法」は本当に重要なのか

有名なものからマイナーなものまで、この世界にはトレードに関する手法が沢山あります。
無限にあると言っても良いでしょう。

ところで、その「手法」というものは、トレードで勝つ為に本当に重要なのでしょうか。

手法は大事!だたし…

手法に関しては興味を示す投資家や投機家の人は多く、場合によっては手法探しの旅から帰って来られない人もいます。

そういう人は、勝率が高い、あるいは聖杯とも言えるような絶対的な手法があると信じている場合があります。

・絶対的な手法を見つける為にバックテストを永遠と繰り返す(バックテストが悪いという意味ではありません)
・あらゆるインディケーターを試しては変更することを繰り返す…

ナナトレでは、テクニカル分析やファンダメンタル分析などの手法を使う事は必要だと考えています。
移動平均線やMACD、RSI…株式であれば財務諸表を読む等・・使う手法そのものは自由です。

手法は大事です。それは事実です。

ただし、あなたの性格やトレードスタイル、メンタルの強さに合わせた手法を選ぶ必要があります。

どのような手法でもあなたの性格やトレードスタイルに合っていて、使い方が適切であればトレードの成功確率は上がります。

しかし、ただ一つの手法のみでトレードをすることは困難でしょう。
よくありますよね、「俺はテクニカルしか使わない」「私はファンダメンタル派」「ニュースは一切見ません」…等々

これらは真実なのでしょうか。

個人的な事ですが、どれも真実であり、真実ではありません。

投資セミナーに行って言われるままにトレード手法を学ぶ、シグナル配信を有償で購入する、高額な投資塾、高額な情報商材…
しかし、これらを利用して成功できる人はわずかです。

なぜでしょうか。

…それは、例えば移動平均線のみで成功を収めているトレーダーの手法を学んだとして、あるいは、高額な情報商材購入してトレード手法を学んだとして、それらすべてのモノは、あなたの性格やメンタルの強さに合っていなければ全く使い物にならないからです。

人の精神状態や、性格、向いている手法・トレードスタイルというものは、生まれてからの経験によっても変わってきます。

もちろん、ゴールデンクロス、デッドクロス、ダブルトップ、ダブルボトム…こういった手法を知っておく事は役に立ちますが、これだけで勝ち続けることができれば、今頃は多くの億万長者で溢れかえっていますね。

しかし、現実にはテクニカル分析やファンダメンタル分析といったものだけで勝ち続けている投資家や投機家はほとんど、いないでしょう。
インディケーターを多用したり、テクニカル分析をしたり、これらはもちろん有効ですし、あなたに合っているものを使えばトレードの成功確率は上がります。これも事実です。

ですから、これからもナナトレではテクニカル手法等はどんどんお話していくつもりですが、それだけでなく、他にも大切なことがあるのです。

実際に、例えば移動平均線だけを使って勝ち続けることもできますが、そういうトレーダーは自分に条件を課しています。

それについては、ナナトレで考える手法の定義を見ると分かりやすいと思います。

ナナトレで考える「手法」とは以下の通りです。

ナナトレで考える手法の定義

「トレンド相場・レンジ相場・為替の状況・地政学リスクにおける相場の変化・状況毎の相場心理」において、万能の手法は無い。状況に応じて、取得しているいくつかの手法(移動平均線でも・RSIでも・一目均衡表でも)を使い分けることが何より大切である。

どツボにはまる典型的なパターンのひとつに、

・どのような相場でも通用するような手法を探す

・あるいは使っている1つのインディケーターをあらゆる相場で使い続けてしまう

といったものがあります。
例えば、移動平均線は、通常トレンド相場には向いていますが、レンジ相場ではやや不向きといった側面があります。(必ずしもそうではありませんが)

先ほどの例に挙げた移動平均線だけを使って勝ち続けるようなトレーダーは、このように得意としない相場ではエントリーをしない、等といったような条件を自分に課しているのです。

他にも、トレンド相場・レンジ相場は「別のもの」として捉えて、あなたにとって合っている手法を使い分けると市場に対応しやすくなります。

市場とマッチしている時はトレード回数を増やす・そうでない時は取引回数を減らす

強いトレンドが発生している場合に、あなたが得意とするのがトレンド相場であった場合、こういう時は稼ぎ時かもしれません。

逆にレンジ相場が苦手であれば、勝率が高そうなエントリーポイントが来るまでじっくり待ち、取引回数を減らすことで安定したトレードをすることも可能です。

「どのような相場でも対応できる&どのような相場でも高い勝率を維持する手法」はありませんから、手持ちの手法が少ないうちは、あなたが得意とする手法が機能する状況でトレードをするのが、特に初心者の人にとっては良いかもしれません。

こういう時に自分をしっかりコントロールできると強いですね。

ありがちな失敗が多発する時には、メンタルが関わっている可能性あり!

さて、初心者の頃や、慣れてきた時にありがちな失敗の例に以下のようなものがあります。

・てっとり早く大きな利益をあげたい
・待つことが苦手だからスキャルピングに偏る
・スイングや中長期トレードをしていたのに、だんだんとエントリー・決済のサイクルが早まり、いつの間にかデイトレーダーになっている
・含み損を抱えている時に設定した損切りポイントを外してしまう

これらは、良質なトレードを邪魔をする要素の一つですね。

例えばスキャルピングは立派なトレードスタイルですが、トレードとして成立する戦略の基でスキャルピングを行うのと、早く結果を得たいがためにスキャルピングを行うのとでは全く別のものになります。

こういう時、メンタルに関する部分が大きな影響を及ぼしている可能性が高いです。

テクニカル分析やファンダメンタル分析と合わせて大切なのは、「心」の有り様です。

「あなた自身に合っている手法+あなたの心を整えてトレードの質を高める」

簡単に言えば、心が落ち着いていれば、どのような相場でも冷静に対応することができます。
以下のようなことは、トレードをしている人なら嫌という程それらをルールとして保つ難しさが分かると思いますが、心の状態が整っていると、ルールを守り続ける事が可能です。

例1)トレンド相場であれば移動平均線を使う、他ではエントリーをしない
例2)トレンド相場であれば移動平均線を使う、レンジ相場ではRSIを使う
例3)デイトレーダーであれば、1日にやってくる好機まで待つ、得意でない値動きであればエントリーをしない
例4)反射的に頻繁にトレードをするのが得意であるが、闇雲にトレードをするのではなく、生まれてからの経験で培った反射神経の良さを活かしつつ、冷静な判断ができるように心の状態を整える

トレードに正解がないのは、人によって得意とするトレードスタイルが全く違うからです。
しかし、万人に共通する重要な項目として、「心の有り様」があります。

こういった例でも、心の有り様がトレードの成功確率に大きな影響を及ぼします。

これについては、別の機会で沢山お話をしていきます。

まとめ

まずは、

①あなたにとっての理想のトレードは何かを考える(考え続ける)
②それに応じて必要な手法を取得する(テクニカルでもファンダメンタルでもあなたに合っていれば何でもOK。性格やメンタルの強さに合っていれば、選択する手法は自由)
③相場に応じて取得した手法を使い分ける為に、心を良い状態に整えておく
④最初は沢山失敗すると思いますが、経験を重ねる事によってトレードの成功確率を高める

という事を続けてみると効果的なトレードの上達が実感できると思います。

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