いつも沢山の方にお読み下さいましてありがとうございます。
今回は、トレードルールに関するお話です。
「どうしても損切り幅を広めに設定してしまうので、損切りの時に損失額が大きくなってしまいます。」
「そもそも損切りをしたくないor何故か損切りができないのでロスカットされてしまう。」
このような経験を上手なトレーダーになる前に、初心者の頃にしている人は多いのですが、それは何故でしょう。
何故、損切り幅を大きく設定してしまう&損切りが出来ないのか
短期トレード・スイングトレード・ 中長期投資でエントリーする際、一般的に短期トレードほど損切り幅は狭い方が良いとされています。
個人的な経験では、現在もその考えで問題ありません。
もちろん、相場の状況(ボラティリティなど)を考慮して、損切り幅は広めに取る事はあります。
その場合、トレードサイズをやや小さくするなどの工夫をする事があります。
私もかつて損切り幅を狭くした方が良いと考えていても、どうしても損切り幅を大きく設定してしまう時期が続きました。(かなりの長い間です)
そして、そういう時は、大抵ロクな事がありません。
それは、技術面がどうのこうのではなく、単純にトレードサイズが大き過ぎるのです。
もし、その損切り幅による損失額が「痛い」と感じるなら、それはトレードサイズが大きい可能性が高いです。
無理なトレードではなく、損切り幅が狭く、かつ適切なトレードサイズであれば、例えば連敗が続いても大したダメージにはならないのです。
一度のトレードサイズが大きい場合、それによる損切りであなた自身に対する自己信頼も揺らぎます。
損切りそのものを設定できない時、大抵はトレードサイズが大き過ぎる、現実に見えている含み損を直視できない場合が多いですね。
トレードサイズが大きいと、例え10ポイント程度の値動きでも、その人にとっては大きな損益になる為です。
トレードサイズが大きい上に、すぐに損切りポイントに引っかかってしまうと、その一時的な痛みから逃れる為に結果として損切り幅を設定しなくなる…という行動に走る可能性は高いです。
これは非常に悪循環を生み出します。
それに対応する為に、よく、トレードサイズを決める時は保有している資金に対して○○%ルールを作るといったことを聞きますね。
でも、それ本当でしょうか。
実際のところ、人によって何を目的に投資や投機をするのか、というのは全然違います。
投資や投機は手段です。
1度の損失額が30万・50万・100万でも平気な人もいれば、1万円の損失も嫌だという人もいます。
これは、あなた自身が、まず1度の損失額をどこまで許容できるのかを考える必要があります。
もちろん、生活に影響しない余剰資金である事が大前提です。
1度に許容できる損失額が分かると、今度はそれに応じてエントリー可能なトレードサイズと損切り幅が分かりますね。
例えば日経225miniであれば、1度の損失額が3万円までOKだと考えるなら、mini10枚で30ポイントの損切り幅を設定することができます。
そして、100ポイントの値幅を取ると想定し、エントリーした方向に動けば10万円の利益です。
これなら十分勝負できます。
このような感じで、まずは1度の許容可能な損失額を決めてしまいます。
すると、自ずと適切な損切り幅とトレードサイズが見えてきます。
レバレッジをどのくらいにするのかや、証券口座にいくら入れるのかによっても変わってきますが、個人的には最低でも10万円~20万円は欲しいところです。
なぜなら、あまりに少ない入金額であると、小さなトレードサイズでも余剰証拠金が少なすぎてロスカットされやすいからです。
これだと、あなたにいくら技術があっても戦略の意味がなくなってしまいます。
投資・投機資金は多いに越したことはないのは事実です。
生活に影響しない余剰資金が多く、もっと多く入金したいと考える場合は、50万・100万・200万、それ以上でも問題ありません。
すると、必要証拠金に対する「証拠金維持率にかなり余裕ができる」ので、かなり快適なトレードができます。
実際、トレードによる残高が増えていくと、トレードが楽になるのを感じられる人は多いはずです。
私もそうでした。
もちろん、オーバーサイズのトレードは絶対にしてはいけません!
せっかくの投資・投機資金も、トレードサイズが大き過ぎてしまうと、有利なトレードも意味をなさなくなってしまいますからね。
ですので、「必ず!適切なトレードサイズ」でのエントリーを心がけます。
トレードの世界は全てが自己責任です。
自分自身の身を守る為に、自分が決めたトレードルールはしっかりと守ります。
トレード環境としては使い勝手良いDMM FXや、GMOクリック証券FXネオのチャートなどでも損切りの設定はできますから、まずは、損切りした時に、気分が晴れるくらいのポイントで設定してくださいね。
トレードは楽しいものです。
一緒に頑張りましょうね!