「トレードにおいて自分自身を高める」
経験している人なら理解できることですが、これが本当に難しいです。
なぜ、自分自身を高めることが難しいのかというと、人は周りの影響を受けやすい性質を持っているからです。
これを克服する=トレードで成功すると言っても過言ではないです。
何故、トレードで成功する為に周りからの影響を受けてはならないのか
トレードは特殊です。
通常、会社に勤めたりする場合は、
誰かが指導してくれたりすることで仕事ができるようになります。
職業トレーダーも、証券会社に勤めている場合などでは指導を仰ぐ事ができますが、
多くの個人トレーダーは、誰かが指導してくれる訳ではありません。
自営業者の人、一人で会社を持っている方、個人競技の(またはそれに近い)スポーツをやっている方等は良く理解できる話かもしれません。
しかし、いずれのワークスタイルでも、やはり個人トレーダーとは似て非なるものです。
私もそこを勘違いして何度か痛い目に合いました(笑)
初心者の頃は、プロは全くorほとんどミスをしないと思っている人が多いと思いますが、
実際に相場にいると、そうではない事が分かります。
どんなに上手くなっても、どこかで必ずミスはします。
私も、たまにミスをします。
しかし、そういったプロのミスがいわゆる相場から「退場」にならないのは、
そのミスが大きなものであっても、致命打にならないようにand損失を取り戻せるように自分自身を保つことができるからです。
損失を取り戻すというのは、取り返す、という意味ではありません。
規律や信念によって自然と取り戻せるという意味です。
さて、トレードで成功する為には自分自身を高めていく必要があります。
ある意味、そういう環境でやらなければならないので、成長できる環境としては良い一面もあるのですが、自分自身を高める為には周りからの影響をカットする必要があります。
それが出来るかどうかで、人によっては最高の環境を作り出しますし、
人によってはトレードを失敗へと導く最悪の環境にもなるのです。
トレードでは、自分自身を保つ事が大切です。
その為には、「周りの人がプラスの影響を及ぼしてくれる環境」を自分自身で作ることが不可欠です。
カタチはなんでも良いです。
心理的な部分でプロフェッショナルの人にアドバイスをもらえる環境でもいいですし、妻や夫には黙って応援してもらうだけでもいいのです。
トレードをする上で自分自身を保つ事は、ナナトレ!で重要視している「一貫性」に大きく関わります。
以下のような事を言われたら、トレード環境は厳しいものになります。
「あなたにトレードなんてできないよ!」
「トレードってギャンブルでしょ?」
「投資はプロがやるものだよ、悪い事は言わないから、君にはおすすめしない」
「投資は悪いものだ!」
私の場合は、最も信頼する身内が良き理解者なので、何のストレスも無くトレードの世界にすんなりと入れました。
しかし、トレードを始める・続けることについて、周りに理解してもらえない人もいます。
例えば、先程のようにギャンブル扱いされてしまったり、投資や投機の意味も分からず、「投資は悪だ!」と反対されてしまったり(⌒-⌒; )
よくあるのは、身内が反対したり、友達や同僚、上司など…が反対したり、といった所でしょう。
この時点で、何者も寄せつけない鋼の精神の持ち主なら問題ありませんが、
知らず知らずのうちにマイナスの言葉が人間の潜在的な部分に浸入し、正しい精神状態でトレードができなくなります。
これはトレードの結果を左右する非常に重要な話です。
この時点で、外部要因に大きな影響を受け、冷静なトレードができなくなっています。
それに気づく人はそこから修正できますが、気づけない人は、なぜ自分がうまくいかないのか、その要因が分かりません。
トレードをする時は、プロになりきる!
トレードでは、自分自身を客観視してチャートを見ることが大切です。
感情に支配されるのではなく、フラットに。
イメージとしては、プロになりきった自分を作ることです。(するといずれはプロになっています)
その為に、「周りの人がどれくらい理解してくれるか」という事が大切なのです。
周りの人があなたを成功する最後まで応援してくれたり、負けが連続して少し辛い時に、精神的な部分であなたに的確にアドバイスしてくれたり、勝とうと負けようと、どんなトレード結果でも、その日のトレードの分析も聞いてくれる人がいたり。
こういう人がいると、トレードの成功確率はぐっと高くなります。
外部環境があなたにとって良いものになってくると、
プロだったらどう行動するか、「プロになりきった自分のイメージ」を作りやすく、トレードが楽になります。
「今、絶好の機会だが、資金量に対してここではこのトレードサイズ以上ではエントリーしない」
「自分のエントリールールに合致していないからエントリーはしない」
「自分はプロだから、ここでロスカットを解除してルールを破るようなことはしない」
プロになりきると、こういう考え方が自然とできるようになります。
ある所まで出来てくると、自分の足を引っ張るような言葉を誰かに言われても簡単に流せるようになります。
それまでは、あなたの周りに足を引っ張る人や、マイナス思考の人が身近にいるかどうか十分に注意します。
「プロになりきった自分のイメージ」をつける癖がついた時、その時にはきっと自分の中に信念ができていると思います。
トレードはギャンブルではありません。
というより、そう考えている人で成功している人を見た事がありません。
しかし、ある意味トレードはギャンブルにも使えます。
その境目は、「明確なルールの基、根拠あってのエントリーであるか、否か」であると私は考えています。
しかし、それをあなたが分かっていたとしても、しっかりした信念ができていないと、自分で作ったトレードルールの中で、できません。
いずれルールを破ります。
私も信念ができるまでは何度もトレードルールを破りました。
意識改革の中でトレードルールを守るだけでも大変なのに、周りに色々言ってくる人がいた時は、自分を保つ事ってさらに難しくなるんですよ。本当に。
私の場合、最も信頼を置いている身内は良き理解者でした。
ですから、私は意思改革のみに集中することができました。
これが、本当にトレードを楽にしてくれます。
しかし、私もトレードに対して反対してくる可能性がある身内もいましたので、その人達には未だに私がトレードをしている事を明かしていません。
最も、今明かして何言われても私は大丈夫ですが、それでも、少しでも悪影響を及ぼすかもしれないので、これからも明かすことはないでしょう。
そうやって最大限自分の環境作りをやっています。
友人などに反対された時は、自分がトレードをしやすいレベルまで距離を作れば良いです。
しかし、身内は一度反対されると、あなたがやめるまでしつこく反対してくるかもしれません。
こうなると、初心者の時は特に!まともな精神状態でトレードをするのは難しくなってしまうかもしれません。
ですから、もし、これからトレードを始める場合、あなたの身内(妻や夫・その他近親者)に、
以下のような人がいたら、そういう人にはトレードの事を話さない方が良いかもしれません。
・日頃からあなたのことをあまり信頼していない
・あなたのことを良く思っていない
・あなたに対して過保護である
・あなたに対して心配性である
もちろん、妻や夫に対しては、二人で共有している資産に影響することですから、
トレードを始めることはきちんと話さなければならないかもしれませんが、それも全てあなたが決めなくてはなりません。(責任を取れる範囲で!)
私の場合、マイナス思考の人やマイナスの事を言ってくる人との関係を避けてきましたから、
いつのまにか、私の周りにはエネルギーがあって、プラス思考で、良い人しかしなくなってしまいました(⌒-⌒; )
それで良かったと、心底思っています。
自分を保つ事ができるようになり、トレード以外でのライフスタイルにも良い影響を与えてくれていますからね。
ただ、最も信頼をする身内とトレードの両方のどちらも譲りたくなかったので、例えトレードに身内が反対してきたとしても、どうにかして応援してくれるような環境は作っていたと思います(⌒-⌒; )
常識は通用しない世界
トレードでは、今まで覚えてきた常識がまるで通用しません。
トレードとは、そういう世界です。
ある意味、世の中の事実のみで動いている世界です。
初心者の時、負けが続いて信念が揺らぐ時は、
「やっぱりニュースで言っていたあの人の考えの方が正しいんじゃないか」「本当に自分で作ったトレードルールは利益を生むのだろうか」などと考えているかもしれません。
しかし、真の意味でこの世界に正しい考え方なんてありません。
常識的な正しい考え方とは、私たち人間が作ったものです。
トレードにおいては自分自身で決めて、信じた事だけが私やあなたにとっての正しい考え方になります。
そして、トレードの世界でその考え方が通用すれば、それでいいのです。
(ですが、私は人に迷惑をかけるとか、そういった倫理的なものとは区別しています。)
全てあなたが決めて良いのです。
その代わり、全て決めた結果としてトレードがうまくいかないのも、全て自分自身で責任を取らなければなりません。
トレードにおいては、唯一「全て自分自身で責任を取る」という事が常識です。
「ロスカットを設定する」という行為は、そういう意味で分かりやすい例になります。
ナナトレ!ではロスカットを必ず設定することを推奨していますが、
ロスカットは自分自身で責任を取るという意思表示であると考えているからです。
トレードでは、どこまで責任を取れるか、というのも全て自分で決めます。
ロスカットを適切に設定するという事は、自分が保有する資金量に対してしっかり責任を取れる額が分かっているということです。
自分自身を保ち・高める為には、周りの人がどんな人か、よーく注意して観察する
トレードにおいて、自分自身を保ち・高める為には、周りの人が「あなたに対してマイナスの事を及ぼすような人がいない事が条件」です。
特に初心者の内は、マイナスな人が周りにいるだけで、心が折れてしまう可能性が高くなります。
これは、どんなにあなたが優秀で、今までブレない思考を持っていても、です。
「あなたのの成功や前進をじゃまをする、または妨げとなる人が近くにいますか?」
トレードをする時はこれを時々思い出して、あなたの周りにいる人を観察してみると良いと思いますよ(*^_^*)