ストキャスティクス…初心者から上級者まで人気のテクニカル指標の一つですが、
いまいち指標の意味が分からない、という人のために、ここでは出来る限り分かりやすくお話をしたいと思います。
ストキャスティクスはオシレーター系で売られ過ぎ・買われ過ぎかどうかを見ることができます。
基本的には、75%以上で買われ過ぎとして売りでエントリーをするタイミングを計ります。
25%以下になれば、売られ過ぎと判断して買いでエントリーをするタイミングを計ります。
実際にエントリーをする際は、%K・%Dがクロスしたタイミングが良いですね。
以下のチャートを見ると分かりやすいと思います。
今回は、DMM FXのチャートを使いました。

75%以上で、%Kが%Dを上から下に抜けた時に売りでエントリー。
25%以下で、%Kが%Dを下から上に抜けた時に買いでエントリー。
ここではレンジ相場なので、比較的チャートと連動しているのが分かります。
%Kが%Dを上から下に抜けた時には価格が下がり、
%Kが%Dを下から上に抜けた時には価格が上がっています。
トレンドが発生している時には、あまり機能しない
ストキャスティクスはオシレーター系のテクニカル指標です。
レンジ相場には強いですが、トレンドが発生すると、
頻発に買われ過ぎ・売られ過ぎの状態になるのでエントリーのタイミングを計る為には、使えません。
こんな感じですね。

このDMM FXのチャートを見てみると、トレンドが発生した後、ストキャスティクスが一方に張り付いているのが分かります。
これは買い圧力が強い為ですね。
この時に、買われ過ぎ・売られ過ぎと判断して逆張りでエントリーをしたら、
エントリーをした方向とどんどん反対に価格が動いてしまいます。
ですので、ストキャスティクスはレンジ相場の時に使用し、トレンド相場ではこの指標でエントリーを控えるのが無難です。
もしくは、ストキャスティクスをレンジ相場で使いつつ、トレンドを察知して、トレンド相場でも利益を上手に重ねていく方法として、
移動平均線と併用する手法があります。