米雇用統計前は、思惑が交錯し、マーケットに資金が集まりやすくなる一方、値動きが荒くなる場合もあるので注意が必要です。
米国雇用統計の発表時間は、
○夏時間では毎月第2週目の金曜日-日本時間で21:30
○冬時間では毎月第2週目の金曜日-日本時間22:30
..の発表になります。
日経平均であれば、雇用統計発表前後で値動きが盛んになり、たった数分で数百円の乱高下がある場合もあります。
つまり、損小利大に基づく考えで数十円のロスカット幅を設定した場合では一瞬で引っかかってしまいます。
両建てもあらゆる場面で有効な手法ですが、米雇用統計では上下両方のロスカットポイントに引っかかってしまうことも珍しくありません。
では、ロスカットを設定しないでやればどうか?
個人的にはリスクが非常に高い(割に合わない)と考えているのでやりません。
デイトレだからそこまでの損失にならないだろうと、ロスカットを設定しないで雇用統計に望むと、仮に逆行した際にはそれがトレンド発生のトリガーになる事もあるので身動きが取れない状態になることになりかねません。
両建てでロスカットを設定しなければ良いのではという声も聞こえてきそうですが、例えばトレンドが発生し、実際にロスカット設定無しの両建てトレードをすると片方は利確出来ますが、含み損を抱えた片方のポジションの処理が非常に面倒になります。(こういう時はトレンドと逆行したポジションを抱えている可能性が高いので、大抵の場合はうまくいかない)
なので、基本は米雇用統計は静観するのが良いと考えています。
ただし、それが絶対の正解ではありません。
私の場合は、米雇用統計は「勝つもも負けるも対して影響がない資金」でトレードをする時があります。
メインの口座ではない口座に、捨てても良い金額を入れます。
例えば、最近大きな利益が出たトレードの一部(数%~20%程度)を米雇用統計用に回します。
そもそも無かったものという感覚があるので、米雇用統計で負けても精神的なストレスはありません。
逆に利益が出た時には大きな金額になる場合があります。
複数の口座を持つ事は他にも様々なメリットがありますが、私はこのようにして使い分ける事があります。
米雇用統計がどのようなものか知りたい方はこちら!