日経平均株価は、-0.30%の20336円付近で推移。
25日のダウ平均株価は、-0.24%の22296ドルでクローズ。
為替は、ドル/円が、-0.12%の111.59付近で推移。
さて、FRB(米連邦準備理事会)当局者達にて、物価見通しに対する見解の違いが浮き彫りになりつつあります。
ニューヨーク連銀のダドリー総裁
・物価の弱さは消えつつある
・ドル安・海外における経済成長につき、米景気と賃金の向上は、平均を少し上回る
・輸入物価高傾向
・特殊な要因の影響(一時的なもの)は後退
・インフレ率上昇で、FRBが掲げる中期的な2%の目標辺りでで安定化するだろう
・これらを経てFRBは緩和的金融政策の解除を緩やかにしていく可能性は高い
シカゴ地区連銀のエバンズ総裁
・低インフレが構造的要因から来ているのではないかと不安
両者米経済の基礎的諸条件は健全で段階的な利上げは支持しています。
インフレ率の2%目標達成について
・FRBイエレン議長は、前回FOMC後の会見で自信
→ これについてダドリー総裁は支持
→ エバンズ総裁は疑問に(インフレ状況の改善には一部で考えられている以上に時間がかかる可能性がある、最近の弱さが構造的要因から来ているのでは?)
エバンズ総裁の見解については、FRBの中では少数派。
これまでのFRB
・今年はこれまでに2回の利上げを実施
・前回は据え置き
今後FRBは…
・FRBはFOMCを約6週間間隔で開催予定。
・年内にあと1回利上げの可能性
・来年含め計3回の利上げの可能性
今後、3回利上げを行う可能性は前向きに検討している状況を見つつ、これらを踏まえて、25:45米イエレンFRB議長の発言には注目したいと思います。