こんにちは、米中間選挙やFOMCを終え、ここから年末相場へシフトしていきます。
相場の流れが変わる可能性があるので一度フラットな状態にするつもりです。
先週は比較的やりやすい相場でしたが、それも先週のお話。利益が乗って調子が良いとき程、現在のような状況でガラッと流れが変わるので一度気持ちをリセットします。
余程のことがなければ、米中貿易関連を含めた米中首脳会談の行方や英国ブレグジット、イタリア予財政関連が次の焦点に。
ひたすらポンド/円がやや異常とも言える上昇を続けるような展開で、かなりの利益が出る相場にはなっていましたが、米中間選挙やFOMCが終わった今、ここから先は安易な買いは注意した方が良いかもしれません。
英国EU離脱交渉が順調に進んでいるかと言えば、今後英国議会を控えていることも考えると疑問が残ります。
ユーロは基本戻り売りで見ることもでき、その売り要因としては、英国が合意を経ずにEUを離脱する可能性、さらにはイタリア財政関連、その他ユーロ圏における経済成長が鈍っているとの見方があります。
逆に、現状では、英国のEU離脱に関しては大方話はまとまってきているとの見方が大筋で、目先では合意という言葉も出てくるかもしれません。
そうすると、ユーロが買われる要因のひとつになる可能性もあります。
また、米中貿易関連が拗れてきたり、米国 VS EU間の貿易での妥協がある場合もユーロが買われてくるかもしれませんね。
そうでなかった場合、ユーロは売られるかもしれません。目先では英EU離脱合意報道からの「やっぱり駄目でした」の反動には注意し、それも利益獲得の機会とします。さらにイタリア財政関連でユーロが酷く落ちる事も意識します。
最も、筋書き通りであるならば、ポンドやユーロはここから短中期的には買われていくと考える方が自然かもしれません。
ドルから見た場合、ドルが買われる要因としては、米国雇用の状態が良くなる事、次回FOMCにて利上げが確実となる事、米中貿易関連が落ち着いてくる事が主に挙げられるでしょう。これにユーロ関連を合わせると、ユーロ/ドルでドル急伸、という事にもなる可能性があります。
逆に、ドルが売られる要因としては、米中貿易関連における関税合戦が過熱する事、輸出企業を主としてドルが売られていく事などが挙げられます。
ユーロ/円に関しては130円台前半がなかなか厳しそうで、先の話のようにこれに加えてドル/円が落ちて(円がこれまでのような役割的なものを果たそうとするならば)面白い売り場が見れるかもしれません。そのようにならなければ、今は無理に触る必要の無い通貨ペアであると考えています。
ユーロが買われていく展開になると、対ドルではさらに下落することも考えられますが、条件によってはまた上昇してからの売りでも良いところですね。
今週は、そんなところがきっかけの突発的な値動きも意識して取っていきたいと思います。