FXは、日本語では外国為替証拠金取引と呼ばれています。
英語では、-Foreign Exchange-と呼ばれていますね。
FXでは、取引する時に2つの国を対象として、
その国同士で通貨を買ったり売ったりすることで、その差益を得ることができます。
日本でFXが急速に普及した背景には、主に3つの要因があります。
①24時間取引をすることができる
日経平均先物や、株での取引など、金融商品によっては取引時間内でしか売買ができないものがあります。
しかし、FXは、例えば日本がクローズしていても、世界のどこかでは取引がされている為に、24時間取引をすることが可能です。
多くの人が兼業であり、日中にトレードをするのが難しい人もいます。
FXの場合、仕事が終わって帰宅してから寝る前の夜間帯にトレードをすることもできるので、
自由な時間枠で取引ができるのが魅力です。
②手数料が格安か無料
取引をする時に気になるのが手数料。
FXの場合、この手数料が格安か、無料で取引ができます。
取引を重ねるといつの間にか結構な金額になる手数料。
外貨預金などと違い、FXはこの手数料の心配が減るのは嬉しいですね。
③少額で取引をスタートできる!
「取引って100万円とか200万円くらいは用意しないと満足にトレードできないのかな」
と、考える人は多いですが、FXは、レバレッジを効かせたトレードができます。
まずは、レバレッジが1:1の場合で説明します。
1ドル/100円で例えば1万ドル買ったとします。
そこから為替レートが望ましい方向に動けば差益を得ることができます。
この時、1万ドルを買うということは、日本円で100万円という資金をまずは用意しなければなりません。
しかし、レバレッジを効かせることができるFXでは、
例えばレバレッジ25倍なら4万円で取引をすることができるのです。
10倍でも10万円で取引ができてしまいます。
数万円から取引が始められるというメリットは大きいので、レバレッジを活用する投資家・投機家は多いです。
FXのメリットはこの他にスワップポイントというものがあります。
スワップポイントで外貨預金感覚
FXのスワップポイントを得る為には、2つの通貨の金利差を利用します。
例えば、ニュージーランドドル/円であれば、ニュージーランドと、日本での金利の差がスワップポイントになります。
例えば、ニュージーランドの金利が年3%で、日本の金利が年0.5%だとすると、
年2.5%を日割りした金額が、大体の1日のスワップポイントになります。
各国の金利は、時期によって変わります。
日本のように低金利の国や、5%、7%、8%をつける高金利の国もあります。
スワップポイントは、保有している期間だけもらうことができます。
場合によっては、マイナスになることもありますから、投資対象の2通貨の金利差を日頃からチェックします。
スワップポイントは、貯めた分を再度投資や投機に使えたり、引き出すことができたりします。
FX会社によってスワップポイントの取り扱い方が違う場合もありますから、FX会社を選ぶ時に合わせて確認してくださいね。
スワップポイントを活用すれば、2つの利益を得る事ができます。
①通常のFX投資・投機での差益で利益-キャピタルゲイン-を得ることができる
②長期保有することで外貨預金のようにスワップポイントを貰うことができる
「通常のFX取引①」の差益で利益を得るには、例えば1ドル/100円で1万ドル(100万円)買ったとします。
この時、1ドル/105円(円安)になれば、1万ドルは105万円になるので、決済をすると5万円の利益になります。
1ドル/110円(円安)になれば、1万ドルは110万円になるので、決済をすると10万円の利益になります。
1ドル/120円になれば、1万ドルは120万円になるので、決済をすると20万円の利益になりますね。
逆に、1ドル/95円(円高)になると、5万円の損失になるということです。
1ドル/90円(円高)になると、10万円の損失になりますね。
もし、同じレバレッジで1ドル/100円で10万円買った時は、
1ドル/105円になったら5000円の利益、1ドル/95円になったら5000円の損失です。
FXのメリットであるレバレッジを効かせることで、
例えば、先ほどの1万ドルを100万円で買う時は、
レバレッジ25倍なら4万円で買えるので資金効率が非常に良くなるということですね。
レバレッジは、1倍にすることもできますから、目的に応じて調整します。
①の通常のFX取引の差益で利益を取りつつ、
②長期保有することで外貨預金のようにスワップポイントを貰うことができる
というわけです。
FXは、損失あっての利益です。
どんなに上手なトレーダーでも、勝率100%で継続させることは不可能です。
FXの差益と、スワップポイントを上手に得るには、
損失を最小限に抑えることで、トータルで利益を大きく伸ばすことができます。
その損失を抑える為に、合わせて損切りは徹底して行います。
参考 → 超重要!損切りを活用して損失を必要最小限に抑える 準備中